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准看護師の給料(年収)は?正看護師との差は年97万円|年齢別も比較

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結論:准看護師の平均年収は427.5万円(平均51.8歳)で、看護師(正看護師)の524.7万円(平均42.1歳)より年に97.2万円低くなっています(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」)。ただし准看護師は平均年齢が約10歳高いため、同じ年齢どうしで比べると、25〜59歳では差が年に約100万〜147万円に広がります。

この記事では、准看護師と看護師の給料を「年齢別」「経験年数別」「職場の規模別」に分けて表にしました。准看護師のまま働くか、看護師の資格を目指すかを考えるときの物差しにしてください。

准看護師と看護師(正看護師)の違い

給料の前に、資格の違いを確認しておきます。どちらも保健師助産師看護師法で決められた資格です。

看護師(正看護師) 准看護師
免許を出す人 厚生労働大臣 都道府県知事
試験 看護師国家試験 准看護師試験(都道府県)
仕事の内容 療養上の世話・診療の補助 医師・歯科医師・看護師の指示を受けて、療養上の世話・診療の補助
法律の条文 第5条 第6条

仕事の内容は同じ「療養上の世話と診療の補助」ですが、准看護師は指示を受けて行うと法律に書かれています。この違いが、役職への就きやすさや基本給の決め方に関わってくると考えられます。

平均年収の比較:差は年97.2万円

令和7年賃金構造基本統計調査(企業規模10人以上、常勤などの一般労働者)の数字です。年収は「きまって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額」で計算しました(税金・社会保険料を引く前の額)。

項目 看護師 准看護師 差
平均年齢 42.1歳 51.8歳 准看護師が9.7歳上
勤続年数 9.8年 13.6年 准看護師が3.8年長い
毎月の給料(残業代・手当こみ) 36.59万円 30.32万円 6.27万円
うち所定内給与(残業代を除く) 33.32万円 27.94万円 5.38万円
年間賞与など 85.64万円 63.68万円 21.96万円
年収 524.7万円 427.5万円 97.2万円

差の97.2万円のうち、約75万円は毎月の給料の差(6.27万円×12か月)、約22万円は賞与の差です。看護師の平均年収のくわしい内訳は看護師の平均年収にまとめています。

年齢別:同じ年齢で比べると差はもっと大きい

准看護師は50代以上の割合が高く、平均年齢が看護師より約10歳上です。年齢が高いほど給料は上がりやすいので、全体の平均だけを比べると、差が小さく見えます。そこで、同じ統計の年齢別の表で比べました。

年齢別の平均年収の横棒グラフ。20〜24歳は看護師440.1万円・准看護師344.7万円、25〜29歳は501.5万円・379.6万円、30〜34歳は490.5万円・389.6万円、35〜39歳は518.9万円・394.7万円、40〜44歳は548.4万円・425.3万円、45〜49歳は561.2万円・447.4万円、50〜54歳は577.7万円・430.9万円、55〜59歳は573.5万円・474.0万円、60〜64歳は502.9万円・436.9万円。25〜59歳の差は年約100万〜147万円
年齢別の平均年収(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとに計算)
年齢 看護師 准看護師 差(年)
20〜24歳 440.1万円 344.7万円 95.4万円
25〜29歳 501.5万円 379.6万円 121.9万円
30〜34歳 490.5万円 389.6万円 100.9万円
35〜39歳 518.9万円 394.7万円 124.2万円
40〜44歳 548.4万円 425.3万円 123.0万円
45〜49歳 561.2万円 447.4万円 113.8万円
50〜54歳 577.7万円 430.9万円 146.8万円
55〜59歳 573.5万円 474.0万円 99.6万円
60〜64歳 502.9万円 436.9万円 66.0万円

20代後半から50代までは、どの年代でも年に100万円前後かそれ以上の差があります。差が小さくなるのは60歳以上で、看護師の給料が下がる年代です。

経験年数別:経験を積むほど月給の差が広がる

次は、その職種での経験年数ごとの「所定内給与(残業代を除く毎月の給料)」と「年間賞与など」です。

経験年数 看護師の月給 准看護師の月給 月給の差 看護師の賞与 准看護師の賞与
0年 27.82万円 24.93万円 2.89万円 11.41万円 4.99万円
1〜4年 30.47万円 25.36万円 5.11万円 77.88万円 50.49万円
5〜9年 31.48万円 25.54万円 5.94万円 80.14万円 60.97万円
10〜14年 32.65万円 27.10万円 5.55万円 81.26万円 61.94万円
15年以上 35.86万円 28.89万円 6.97万円 100.77万円 68.19万円

※経験0年の賞与は、前の年の在籍期間が短いため小さくなっています。

1年目の月給の差は2.89万円ですが、15年以上では6.97万円まで広がります。准看護師は、経験1〜4年から5〜9年で月給が0.18万円しか上がっていません。准看護師は経験を積んでも月給が上がりにくいことが、年齢別の差が大きくなる理由の一つと考えられます。

職場の規模別:小さな職場ほど差は小さい

企業規模(法人全体の働く人の数)ごとに年収を比べると、次のとおりです。

企業規模 看護師 准看護師 差(年)
1,000人以上 569.9万円 457.4万円 112.5万円
100〜999人 506.3万円 431.3万円 75.0万円
10〜99人 469.8万円 413.7万円 56.1万円

10〜99人の職場では、賞与は看護師62.42万円・准看護師62.85万円とほぼ同じで、差は毎月の給料だけです。一方、1,000人以上の大きな法人では、賞与だけで年に約49万円の差があります。准看護師の約3分の1(労働者数の推計で34.5%)は10〜99人の職場で働いていて、看護師(15.4%)より小さな職場の割合が高くなっています。

准看護師から看護師になる条件

差を根本から縮める方法は、看護師の資格を取ることです。保健師助産師看護師法第21条第4号では、准看護師が看護師国家試験を受けられる条件を次のように決めています。

働きながら学べる通信制の2年課程もありますが、入学できるのは准看護師の免許を得てから5年以上働いている人です(保健師助産師看護師学校養成所指定規則第4条第2項)。

年齢別の表では、30〜50代の差は年に100万円以上ありました。ただし、これは統計の平均どうしの差で、資格を取れば必ず同じだけ上がるわけではありません。学費や学ぶ期間の収入の変化も含めて、勤め先の制度(進学支援や資格手当など)を確認してから考えましょう。

准看護師のまま給料を上げるには

資格を取らなくても、次の点で年収は変わります。

いまの給料と求人の条件は、求人の年収比較で夜勤手当・賞与まで年額にそろえて比べられます。手取りは看護師の手取り計算に月給を入れると確かめられ、看護師の資格を取った後の給料の目安は、トップページの給料シミュレーターで計算できます。そのほかの方法は看護師の給料アップの方法にまとめています。

職場を変えることも選択肢の一つです。准看護師も使える転職サービスに無料で相談して、准看護師の求人の基本給や賞与の条件を聞いてみる方法もあります。サービスごとの違いは看護師の転職サービスの比較を読んでみてください。

よくある質問

Q. 准看護師の手取りはいくら? A. 准看護師の毎月の給料(残業代・手当こみ)の平均は30.32万円です(令和7年賃金構造基本統計調査)。税金と社会保険料は住む地域・年齢・扶養で変わるので、看護師の手取り計算に自分の月給を入れて確かめてください。

Q. 准看護師と正看護師で、仕事の内容は違う? A. 法律上はどちらも「療養上の世話」と「診療の補助」を行いますが、准看護師は医師・歯科医師・看護師の指示を受けて行うと決められています(保健師助産師看護師法第6条)。

Q. 准看護師の年収500万円は可能? A. 統計の平均では、准看護師で年収が最も高い年代は55〜59歳の474.0万円で、500万円には届いていません。ただし平均なので、夜勤の回数や職場によって500万円を超える人もいると考えられます。

まとめ

参考(いずれも2026-10-11に確認):